議会では市執行部(市長と市役所職員)から様々な議案が提出され、それぞれに対し質問したり、討論(意見を述べる)したりして、その後に採決をします。

今回の議会閉会日の討論の場面で、市長に要望を述べました。内容は以下の通りです。

【市長へお要望(抜粋)】

今議会では新人議員諸君の全員が一般質問に立たれました。その質問中で多くの議員が当市の人口に関する課題、とりわけ、現在そして将来の各務原市を下支えする若い現役世代の人口減少を懸念し、その年齢層の人口増をねらった施策の重要性を、みなさん訴えられたように思います。このように多くの新人議員諸君が、初めての質問で人口問題を取り上げたということは、このことに問題意識をもって、そしてこれからの行政運営は難しい時代にさしかかることを認識して、今回新たに議員になられた方が多いということであり、ひいては各務原市の将来を考える上で、この人口問題への対処が最重要課題のひとつであることは間違いないと改めて認識すべきではないのでしょうか。

(中略~議案各号に対する討論)

市長の主張する「市民の声を聴く」ということに対し、とかく市民には要望が聞きいれてもらえる、やってもらえると思われがちです。冒頭に触れました通り、これからは、財政的面などで下支えする人口、いわゆる生産年齢人口が減少し、被扶養人口が増えていくことから、たいへん難しい時代に差し掛かってきています。市民からの要望に基づく「足し算」の施策ばかりでは成り立ちません。「引き算」をする施策もバランスよく盛り込まなければならないでしょう。そして、この「引き算」が時間と手間と根気が必要なたいへんな作業となります。

これまでコツコツ積み上げた各務原市の行財政改革は、職員と市民の理解と我慢と意識向上の上に成り立ってきたと思います。例えばスピード感を持った各務原市役所の対応は職員の意識向上に支えられるカイゼン運動によるものですし、歳出を抑制するため様々な場面で、市民の我慢と職員の説明苦労にも支えられてきました。しかしながら、これらの手綱がゆるみ、行財政改革に逆行でもしようものなら、持ち直しをするのにさらに時間と手間がかかります。その手綱は市長が握っています。

浅野市長のいう「市民との対話による新しい各務原市づくり」とは「皆さんの要望は何でも聞きますよ」ということではないということは想像できますし、そのように理解をしています。しかしながら、実際に上がってくる市民の声と市長が目指すものに隔たりがあるというような、現実と理想の狭間を埋めるために、例えば市民に対してNOといわなければいけない場面があったり、根気よく説明し理解を求めなくてはいけない場面があったりすると思います。そこに浅野市長の「勇気」と「情熱」そして「信念」が必要となると思うのです。「勇気」「情熱」「信念」この「ゆるがない3本の矢」をもって、将来世代に誇れる各務原市を市民と共に築いていきますことをお願いし、討論を終わります。